即時約定可能値幅制度(DCB値幅制度)

予備知識

即時約定可能値幅制度(DCB値幅制度)とは、誤発注等による価格急変の防止の観点から、直前の基準となる値段(DCB基準値段)から所定の値幅(DCB値幅)を超える約定が発生する注文が発注された場合に、当該銘柄における約定付け合わせを行わず取引の一時中断を行う制度のことです。

  • 即時約定可能値幅に基づく売買の一時中断(Dynamic Circuit Breaker)は現物市場の特別気配に当たる制度であり、制限値幅及びサーキット・ブレーカー制度に基づく売買中断措置(Static Circuit Breaker)とは異なります。
取扱銘柄 DCB基準値段 DCB値幅 DCB時間
寄付き ザラバ 引け
日経225先物
ミニ日経225先物
直近約定値段または直近の最優先買呼値と最優先売呼値の仲値 上下3.0% 上下0.8% 上下1.5% 最低30秒
(祝日は60秒)
日経225オプション 直近約定値段 上下60ティック 上下10ティック 上下30ティック 最低15秒
(祝日は30秒)

取引の一時中断から一定時間経過後の対当値段が、DCB値幅の範囲外である場合には取引の中断を継続し、DCB基準値段を更新します。
対当値段がDCB値幅の範囲内となった場合には、取引を再開し、板寄せを行います。

即時約定可能値幅制度(DCB値幅制度)についての詳細は、日本取引所グループWEBサイトをご確認ください。