テクニカル指標の説明(トレンド系)

単純移動平均

一定期間の日々の値動きを平均化し、滑らかにすることで日々のトレンドを見るための指標です。

レートが移動平均線よりも上にある場合、強気局面(買の傾向が強い)、下にある場合、弱気局面(売りの傾向が強い)となります。

値動きの支持・抵抗の目安や、値動きの中心線として利用します。

強気局面は、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けた場合(ゴールデンクロス)、長期移動平均線が上昇中に、短期移動平均線が長期移動平均線に向かって下降してきたが、長期移動平均線を下回ることなく再度上昇に転じた場合等があります。

弱気局面は、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けた場合(デットクロス)、長期移動平均線が下降中に短期移動平均線が長期移動平均線に向かって上昇してきたが、長期移動平均線を上回ることなく再度下降に転じた場合等があります。

指数平滑移動平均

単純移動平均同様、一定期間の日々の値動きを平均化し、滑らかにすることで日々のトレンドを見るための指標です。

単純移動平均との違いは、新しい株価の重みを大きくしているところにあります。

直近の価格に比重をかけて計算するため、通常の移動平均線より、直近の動きに敏感に反応します。

チャートでは、長期・中期・短期の3本の指数平滑移動平均線が描画されます。

強気局面は、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けた場合(ゴールデンクロス)、長期移動平均線が上昇中に、短期移動平均線が長期移動平均線に向かって下降してきたが、長期移動平均線を下回ることなく再度上昇に転じた場合等があります。

弱気局面は、長期移動平均線が短期移動平均線を上から下に抜けた場合(デットクロス)、長期移動平均線が下降中に短期移動平均線が長期移動平均線に向かって上昇してきたが、長期移動平均線を上回ることなく再度下降に転じた場合等があります。

エンベロープ

エンベローブは、移動平均線から一定の値の乖離線を引き、レートのトレンドを判断します。

レートが移動平均線からある程度離れると、移動平均線方向へ戻る傾向が強まるため、エンベローブの上限・下限のバンドを利用し分析を行います。

エンベローブの下限のバンドにレートが近づくと買いサイン、エンベローブの上限のバンドにレートが近づくと売りサインと考えます。

ボリンジャーバンド(3σまで)

ボリンジャーバンドは、単純移動平均線を中心に、1標準偏差(1σ)、2標準偏差(2σ)、3標準偏差(3σ)のバンド(線)を上下に表示します。

レートが3σのバンドに近づいた時、上方の場合は相場の上限、下方の場合は相場の下限となります。このような場合、レートの上昇、または下落がゆるやかになり、バンドの幅が狭まります。

レートが下落していき、下限の-3σのバンドにレートが近づくと買いサイン、レートが上昇していき、上限の3σのバンドにレートが近づくと売りサインと判断します。

高低線(HLバンド)

過去の一定期間の高値・安値同士を繋ぎ、その中間に線を引いた、3本の線で構成されます。高値のバンドをhigh(H)バンド、安値のバンドをLow(L)バンドと呼びます。

中間線がトレンド、high(H)バンドが抵抗線、Low(L)バンドが支持線と考えます。

high(H)バンドを抜けると買い傾向、Low(L)バンドを抜けると売り傾向とみます。

移動平均線/実線乖離率

移動平均からの乖離幅の棒グラフと、乖離率の1本の線が描画されます。

一定期間の移動平均から、レートがどれくらい乖離しているかを確認し、レートが移動平均から大きく乖離することで相場の上げ止まり、もしくは下げ止まりを判断します。

相場の過熱感やトレンド転換のタイミングを計る為に使用することが一般的です。

ケルトナーチャネル

単純移動平均と、上下に2本のバンドから構成される、エンベロープに近い指標です。

上部のバンドを上抜けた場合買いシグナル、下部のバンドを下抜けた際は売りシグナルと判断します。

ダマシ防止にRSIなどのオシレーターと併用して分析をされることがあります。

カオス・アリゲータ

平滑移動平均線を3本組み合わせたテクニカル指標です。3本の線をそれぞれワニの顎、歯、唇に見立て、ワニが口を開閉する様子に例えています。

トレンドの収束と拡散の動きを探ります。

3本のラインが収縮しているポイントを探し、その後3本のラインが拡散をし始めた地点に注目します。上昇、下降の相場に沿って順張りをし、再び収束し始めた場合、決済ポイントと考えます。

平均足

平均足は、値動きのブレを排除してトレンドをわかりやすく捉えられるように、ローソク足に修正を加えた指標です。

平均足は別チャートとして表示されます。平均化した四本値、始値(OPEN)、高値(HIGH)、安値(LOW)、終値(CLOSE)のローソクが描画されます。

陽線が続くと上昇トレンド、陰線が続くと下降トレンドと判断します。

また、上下にヒゲが長く伸び、実体部分が極端に短くなった場合、相場の転換のタイミングと判断します。

新値足

新値足は、時間の要素は分析要素に加えず、価格変動を示す指標です。

本チャートでは利便性のため、時間の要素が含まれます。

小さな変動にとらわれず、大きな方向を判断する為に使用します。

パラメータは、直近3本で高値または安値が更新された際に陽転、陰転の足を追加する、新値3本足が一般的です。

陰線から陽線に転換すると買いサイン、陽線から陰線に変わると売りサインと判断します。

カギ足

「値幅足」とも呼ばれる、非時系列チャートです。

価格推移を1本の線で示します。

パラメータを設定し、上昇、下降が続く場合は縦線が延びます。

パラメータの数値以上に反対方向にレートが動いた場合、列を1本ずらし、反対方向へ縦線が延びます。

一般的な売買パターンは、一段抜きの、直前の肩を抜いたところで買い、腰を下回ったところで売りや、三尊、逆三尊等があります。

陰陽足

陰陽足の陽転、陰転で相場のトレンドを判断する指標です。

陰陽足が陽転したときに上昇トレンドが始まったとし、陰陽足が陰転したときに下降トレンドが始まったと見ます。短期、中期、長期の陰陽足がそれぞれ短期、中期、長期のトレンドに対応します。

短期、中期、長期の陰陽足が揃って陽転した時が買い、短期、中期、長期の陰陽足が揃って陰転した時が売りと判断されます。

P&F

時間の概念を考慮しない、非時系列のテクニカル指標で、レートの上昇を×印、下降を○印で表します。

値幅を設定し、その値幅以上に上昇、下落した場合のみ書き足されます。

同一の印が入る場合の値幅の設定以外に、印が転換される際の値幅の設定が出来ます。

分析方法には、ダブル・トップ、ダブル・ボトムで売買傾向を探る方法や、アングルを使用し、トレンドの強弱を見る方法があります。

パラボリック

パラボリックは、レートのトレンドの転換点を判断する指標です。

売買転換点を示すSARと呼ばれるドットをレートに沿って描いて使用します。

レートに明確なトレンドがある場合に効果的な指標です。

レートのトレンドが持続する場合に有効な指標であるため、買いの場合、売りの場合共に利益確定のタイミングを決定するのに有効です。

逆に明確なトレンドがない場合、シグナルが多く出てしまい、使い難い傾向があります。

下降しているラインが上昇しているレートに到達したときが買い傾向、上昇しているラインが下降しているレートに到達したときが売り傾向と見ます。

CCI

元来は、周期的な転換点を分析する為の指標です。

一定の周期を決定し、統計的な平均値からの乖離を数値化し、示します。

売られすぎ、買われすぎなどを判断する場合と、トレンドの転換を示す、売買シグナルとして使用する場合があります。

100%を上抜ければ買い、-100%を下抜ければ売りと判断します。

ジグザグチャート

小さな値動きはノイズと判断し、大きな流れを見る為のテクニカルです。

反転部分のチャート上に、直近の高値・安値から何%の上昇、下降があったかを%で、直近の反転から足何本で反転が起こったかを()内に表示しています。

天底を判断する為に使われる指標の為、他のテクニカルと合わせて使用することが一般的です。

線形回帰トレンド

線形回帰トレンドは、過去の終値の線形回帰直線を算出することで、トレンドの有無を判断します。一般に、回帰直線の傾きが正ならば上昇トレンド、負であれば下降トレンドと判断します。

アルーン

トレンドの発生、トレンドの強さを示す指標です。

0から100の数値上に、アルーンアップとアルーンダウンの2本線の表示がされます。

アルーンアップは一定期間中に高値を何回更新したか、アルーンダウンは一定期間中に安値を何回更新したかを表示し、数値が100に近づく程、各上昇、下降トレンドが強いと判断されます。

バランスオブパワー

相場の強き(ブル)、弱気(ベア)を計る指標です。

1日の始値・高値・安値・終値を使用し、算出を行います。

陽線が1.0に近づくと買い気が強気で買いサイン、陰線が-1.0に近づくと売り気が強気で売りサイン、各数値から離れると、それぞれ弱気と判断します。

一目均衡表

一目均衡表は、基準線、転換線と、3種類のスパン(先行スパン1、先行スパン2、遅行線)の5つの指標を使用します。

この5つの指標を組み合わせ、相場のトレンドや下げ止まりや上げ止まりを予測します。

先行スパン1と先行スパン2の間を雲(帯)と呼びます。

レートが雲の下に位置している場合、雲はレートが上に行く抵抗帯となります。

反対に、レートが雲の上に位置している場合、雲はレートの支持線となります。

また雲の幅が広い場合は、レートが反転しづらく、逆に狭い場合は相場が反転しやすい傾向があります。

また雲を作る先行スパン1と先行スパン2がクロスした場合、レートの反転、トレンドが急激に上昇、下降する傾向があります。

一般的に、転換線が基準線を下から上に抜けたときを買い傾向と判断し、転換線が基準線を上から下に抜けたときを売り傾向とみます。

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