FXの最低資金はいくら？必要金額や資金が少ない場合の注意点を解説

FXネオお役立ちコラム

コラム GMOクリック証券 編集部
FXの最低資金はいくら？必要金額や資金が少ない場合の注意点を解説

今回の記事では、FXを始めるために必要な最低資金に関する仕組みと計算方法の他、最低資金で取引する際の注意点についてもわかりやすく解説します。

これからFX取引を始めようと考えている方、FX取引ではどのくらいの資金が必要か知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

FXを始める際に必要な最低資金はいくら？

FXを始める際に必要な資金（必要証拠金）は、取引する通貨の価格、最低取引単位などによって異なりますが、数百円〜数千円で取引できることが一般的です。

最低取引単位とは、FXの１回の注文で出せる最低の取引単位のことです。最低取引単位がいくらに設定されているかはFX会社や通貨ペアによって異なりますが、1,000通貨または1万通貨としているケースが一般的です。

なお、レバレッジを利用するかどうかによっても必要な資金が変わる点にも注意が必要です。レバレッジ（てこの原理）とは、口座に預け入れた資金（証拠金）を担保として、入金した資金を超える金額で取引を始められる仕組みのことです。
つまり、高いレバレッジで取引を始めるなら、必要な資金が少なくなります。反対に低いレバレッジもしくはレバレッジを利用しない場合は、その分取引に必要な資金も増える点を理解しておきましょう。

FXの最低資金の計算方法

FXの最低資金の計算方法

次は、FXの必要証拠金の計算方法について確認しておきましょう。
なお、今回は計算方法を理解しやすくするために、例として「1ドル＝100円」の為替レートとして見ていきます。

最低資金の計算式は、「最低取引単位×通貨の価格（円）」です。
たとえば、1ドル＝100円、最低取引単位1,000通貨なら、10万円（1,000通貨×100円）の資金が必要となります。

また、前段でも触れたように実際の取引では、レバレッジの有無および倍率によって最低資金も変動します。これからFXを始める際は、レバレッジと最低資金の関係性を数字で具体的に理解しておくのが大切です。

以下にレバレッジに応じた最低資金の計算式の表を紹介します。

※1ドル＝100円、取引数量が1,000通貨の場合

レバレッジ必要証拠金
レバレッジ1倍1,000通貨×100円＝10万円
レバレッジ2倍1,000通貨×100円÷2（50％）＝5万円
レバレッジ10倍1,000通貨×100円÷10（10％）＝1万円
レバレッジ25倍1,000通貨×100円÷25（4％）＝4,000円

上記のようにレバレッジをかけていくと必要証拠金は少なくなり、取引する通貨の種類や為替レートによって数百円〜数千円といった少額から取引を始めることができます。

FXの通貨ペア別の最低資金

FXの通貨ペア別の最低資金

FX取引に必要な資金について理解を深めていくには、通貨ペア毎の必要証拠金を理解しておくことが必要です。
ここでは、GMOクリック証券のケースを参考に必要証拠金の多い・少ない主な通貨ペアを紹介します。いずれの通貨ペアも数百円〜数千円からお取引できますが、通貨ペアによってより少ない金額で取引できることを確認しましょう。

※通貨ペアの為替レートおよび必要証拠金は2023年11月3日時点の情報を基準にレバレッジ25倍で取引した際の金額を紹介しています。口座開設および取引の際は、現時点での最低資金や為替レートを確認してください。

FX取引に必要な資金が多い通貨ペア

必要証拠金が多い通貨ペアは、以下の通りです。

米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円はいずれも各通貨に対しておおむね150円以上のレートなので、必要証拠金が多くなりやすい傾向といえます。

FX取引に必要な資金が少ない通貨ペア

必要証拠金が少ない通貨ペアは、以下の通りです。

南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は、最低取引単位が1万通貨で設定されているものの、1通貨につき10円未満のレートで推移しているため、米ドル/円などと異なり最低資金5千円未満で取引を始めることができます。
また、トルコリラ/円、豪ドル/円 、NZドル/円は1通貨につき100円未満で、メジャー通貨などと比較して必要証拠金が少なくすみます。

FXを最低資金で始める際の注意点

FXを最低資金で始める際の注意点

FXは少額からお取引することもできますが、少ない資金で取引するとロスカットリスクが高くなったり、得られる利益が少なくなるなどの点を理解しておきましょう。
続いては、FX取引を必要最低金額で始める際に理解しておくポイントを1つずつ確認していきましょう。

ロスカットされるリスクが高くなる

必要最低金額でFX取引を始めてしまうと、ロスカットにより自身の想定していないレートで決済される確率が高くなってしまう可能性もあります。
ロスカットとは、想定外の相場変動があった場合に投資家の損失拡大を防ぐために、証拠金維持率が一定の水準を下回ると、ポジションをすべて強制決済する仕組みのことです。
ロスカットの水準は各社独自に設定されているものの、一般的に証拠金維持率50％未満もしくは100％未満となった場合に執行されます。

ロスカットは損失の拡大を防ぐための役割でもありますが、自分の意図しないところで強制的に損失が確定することにもなるため、余裕を持った資金で取引することが大切です。

得られる利益は少なくなる

少ない資金での取引では、多くの資金で取引した場合と比べると同じ値幅でも得られる利益が少なくなります。

ここでは、資金10万円と100万円で得られる利益の違いを紹介します。
以下の表は、レバレッジ25倍の設定でなおかつ1ドル100円からポジションを保有した場合に得られる利益を示しています。

※1ドル100円の時に買いポジションで取引した場合

資金10万円で得られる利益
（取引数量：25,000通貨）		資金100万円で得られる利益
（取引数量：250,000通貨）
101円に値上がりした場合25,000円250,000円
102円に値上がりした場合50,000円500,000円
103円に値上がりした場合75,000円750,000円

FX会社へ預け入れる証拠金が多ければ多いほど取引数量も増やせるため、同じ価格変動幅でも得られる利益に大きな差が生まれます。

ただし、取引数量を増やすと、思惑と反対の値動きになった場合は損失額が大きくなる可能性があるので、許容できる損失額を把握した上で慎重に取引数量を設定するのも大切なポイントです。

少額でFXを始めたい方は取引コストが安い「FXネオ」を検討しよう

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少額からFX取引を始めたい方は、GMOクリック証券の「FXネオ」を検討してみましょう。

GMOクリック証券の「FXネオ」は、最小1,000通貨から取引できるので、取引に必要な資金を抑えやすい環境といえます。
※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位になります。

取引手数料をはじめとした各種手数料を無料で提供しており、少ない資金でも効率的にお取引可能です。
FX取引専用口座なら最短当日に口座開設から取引まで可能なので、この機会にぜひ、FXネオで取引を始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

FX取引に最低限必要な資金（必要証拠金）は、取引する通貨の価格、最小取引単位などによって変わります。最小取引単位についてはFX会社や通貨ペアによって異なるので、お取引の前に確認するようにしましょう。
なお、レバレッジを利用するかどうかによっても必要な資金が変わるので、計算方法を理解しておくことが大切です。
少額から取引を始められるメリットもありますが、ロスカットリスクが高くなる、多くの資金で取引した場合と比べると同じ値幅でも得られる利益が少なくなるなどの点は理解しておくようにしましょう。

FX取引に関心を持っている方や少額から取引を始めてみたい方は、手数料無料、1,000通貨単位に対応しているGMOクリック証券の「FXネオ」を検討してみてはいかがでしょうか。

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