損益

予備知識

くりっく365取引は、証拠金という担保を元に、差金決済にて取引を行うため、買いからも、売りからも取引を始められます。
「レートが安いときに買い、高いときに売る。レートが高いときに売り、安いときに買い戻す。」という方法で利益を出し、売買による決済取引益を「キャピタルゲイン」といいます。

決済取引損益

買いから取引を始めることを新規買い、売りから取引を始めることを新規売りといい、買う⇒保有する⇒売る(売る⇒保有する⇒買う)までの一連の流れを、新規建⇒保有⇒決済といいます。
決済取引損益とは、その一連の流れで発生したレートの差による損益のことを意味します。

  • 対円通貨ペアの場合は、決済した時点で決済取引損益が確定しますが、対外貨通貨ペア(クロスカレンシー)については、決済日取引分の値洗いが終了するまでは決済取引損益が確定しません。
    決済~値洗いまでの間は、リアルタイムのレートで再計算を行うため、対外貨通貨ペア(クロスカレンシー)の決済取引損益は、決済日の取引時間が終了してから取引所が算出する前日清算価格を基にした円転価格によって確定します。

取引例

(図1) 取引例

買いから始める

ドル/円 1ドル=100円のときに【ドル/円 10,000×1 買】の新規建てを行い、ドル/円 1ドル=105円のときに【ドル/円 10,000×1 売】の決済を行った場合
決済金額-新規建て金額=決済取引損益
⇒(105円×10,000×1)-(100円×10,000×1)=+50,000

(図2) 取引例

売りから始める

ドル/円 1ドル=105円のときに【ドル/円 10,000×1 売】の新規建てを行い、 ドル/円 1ドル=100円のときに【ドル/円 10,000×1 買】の決済を行った場合
新規建て金額-決済金額=決済取引損益
⇒(105円×10,000×1)-(100円×10,000×1)=+50,000

  • 実際の決済取引損益は、通貨ペアレートの相場や決済方法により変動します。

スワップポイント

スワップポイントは、建玉を決済せず翌営業日へ持ち越すことによって発生する通貨の金利差相当分で、日割りで計算されるため、毎日付与されます。金利の低い通貨を売り建てて、金利の高い通貨を買うとその差分の金利差相当分をスワップポイントとして受け取ることが可能です。反対に、金利の低い通貨を買い建てて金利の高い通貨を売ると、その差分のスワップポイントの支払いが発生します。
ただし、高金利通貨を買い建てていても、低金利通貨の相場が高くなると為替レートの差による損失が発生し、受け取ったスワップポイント以上の損失を被ることがあります。また、通貨間の金利差が縮小したり、金利差が逆転した場合には支払いへと転じることもあります。

取引例

(図3) 取引例

現在のNZドル/円の10,000通貨単位あたりのスワップポイントを200円とします。

NZドル/円 1NZドル=80円のときに【NZドル/円 10,000×1 買】の新規建てを行い、1年後に、NZドル/円 1NZドル=80円のときに【NZドル/円 10,000×1 売】の決済を行った場合

決済取引損益は0円となりますが、スワップポイントは、
1日のスワップポイント×日数×建玉数量=合計スワップポイント
⇒200円×365日×1=+73,000

  • 国内外の祝祭日の影響により、取引時間終了時点まで建玉を保有していてもロールオーバーが行われないため、スワップポイントが発生しない営業日があります。
  • 実際のスワップポイントは、為替レートの差による損失が発生し、受け取ったスワップポイント以上の損失を被ることがあります。また、通貨間の金利差が縮小したり、金利差が逆転した場合には支払いへと転じることもあります。
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