商品CFD取引における参照原資産価格がマイナス価格となった場合の対応について

お知らせ

2020年5月1日

2020年4月20日(月)に、CME(Chicago Mercantile Exchange)に上場されているWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物の価格が史上初めてマイナス価格となりました。

WTI原油先物を参照原資産としている当社の商品CFD「原油」については、参照原資産価格がマイナス価格となることを想定してシステム設計を行っていないため、2020年4月21日(火)のニューヨーククローズ時点において価格調整(参照限月の変更)を実施いたしました。

今後、「原油」に限らず、CFD取引銘柄 の参照原資産の価格がマイナス価格となった場合には、以下の対応をとりますので、あらかじめご留意くださいますようお願いいたします。

■当社の対応
・CFD取引銘柄の参照原資産の価格がマイナス価格になるおそれがあると当社が判断した場合は、取引画面にお知らせ掲載のうえ、価格調整(参照限月の変更)を実施させていただきます。

・価格調整は以下の(1)、(2)の要領で実施しますので、結果としてお客様の時価評価総額に影響はありません。
(1) 参照限月の変更に伴い、評価レートが期近レートから期先レートに変更されるため、未決済建玉の評価損益が変動します。また、ロスカットレートも変動します。
(2) (1)の未決済建玉の評価損益の変動分が相殺されるように価格調整額の受払いが発生します。これにより、未決済価格調整額が変動します。
時価評価総額、未決済建玉評価損益及び未決済価格調整額は、PC会員ページ【CFD】-【余力確認】-「内訳」にてご確認いただけます。

・価格調整後は未決済建玉の評価損益やロスカットレートが変動しますので、発注済みの注文がある場合には水準等の見直しをお願いいたします。

・緊急的に価格調整(参照限月の変更)を行った場合、当社の判断で指値注文や条件付き注文の取り消しを行う場合があります。

・参照原資産の価格がマイナス価格となり、当社が提示するCFD価格もマイナス価格となる場合には、価格配信を停止させていただきます。また、その場合には、当社の「システム障害発生時の対応について」に準じた対応をとらせていただきます。

新型コロナウイルス感染症の影響及び緊急事態宣言の発令等に伴う対応により、各種金融市場の流動性が大きく低下し、相場が大きく変動する可能性もあります。相場の急激な変動に備えるため、建玉や資金の管理や注文の管理などは十分な余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。