FXとは?取引の仕組みやメリット・リスクを初心者にもわかりやすく解説

FXネオお役立ちコラム

この記事では、FXの意味や仕組み、メリットおよび注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説しています。これからFXを始めたい方、FXとはどのようなものか知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

FXとは

FXは「Foreign Exchange」の略称で、日本では「外国為替証拠金取引」と言います。外国為替とは、異なる通貨を交換することを表します。例えば、日本円を米ドルに交換するときに発生する差額や、2国間の金利差によって利益を狙えます。

FX取引の仕組み

FXは「差金決済」という仕組みで取引を行っています。ここでは差金決済とは何かをご説明するとともに、FX取引で利益が出る仕組みについて解説します。

FX取引は差金決済

FXと聞くと、難しいものというイメージを抱きがちです。しかし、海外旅行に行くときに日本円と外貨を両替することをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか?

例えば、アメリカに旅行に行く際、30万円を1ドル100円のときに交換すると、3,000ドルと交換できます。また1ドル80円のときに交換すると、3,750ドルと交換できるため、より多くのドルと交換できます。
逆に旅行から帰ってきて、使わずに手元に残った1,000ドルを円に交換した場合、1ドル100円のときに円に交換すると10万円になりますが、1ドル130円のときに交換すれば13万円となります。

このように、為替レートが期待した方向に変動したタイミングで両替できれば、「為替差益」という利益が得られるのです。
ただし、FX取引では実際に通貨が手元にあるわけではありません。FXは現物の受け渡しをせず、売買によって確定した損益だけを受け渡す「差金決済」と言う仕組みで取引を行います。

FXで利益が出る仕組み

ここでは、実際にFX取引で利益が出る仕組みを見ていきましょう。
まず、1ドル100円のときに1万円を100ドルに交換します。この100ドルを、1ドル110円になったタイミングで円に交換すると1万1,000円となり、1,000円の「為替差益」が生まれます。

1ドルが100円から110円になったということは、米ドルに対して日本円の価値が10円下がったこと(円安になった)を意味しています。つまり為替レートがドル高・円安に動いた結果、1,000円の「為替差益」が生まれたのです。

FXで得られる利益の種類

FXの利益には、為替差益(キャピタルゲイン)とスワップ収益(インカムゲイン)の2種類があります。FXで得られる2つの利益について詳しく紹介します。

為替差益(キャピタルゲイン)

キャピタルゲインとは、株式や投資信託など、資産の売買によって得られる利益のことです。FXの場合、為替レートが安いときに買い、高いときに売って得られた利益がキャピタルゲインにあたります。

スワップポイント(インカムゲイン)

インカムゲインとは、金利や配当金など、資産の保有によって得られる利益のことです。FXの場合、スワップポイントがインカムゲインにあたります。
スワップポイントは「金利差調整分」と言われ、金利が高い通貨を買い、低い通貨を売ることで発生する利益です。為替レートに関係なく、保有している限り毎日付与されます。

逆に、金利が低い通貨を買い、高い通貨を売るとマイナススワップが発生して、金利差を支払わなければならないので長期保有時には注意が必要です。

FXのメリット

FX取引には、どのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、FX取引の主なメリットを5つご紹介します。

レバレッジを効かせた取引ができる

レバレッジとは「てこの原理」のことで、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みです。国内FX会社では、金融庁の規制によりレバレッジは最大25倍に制限されています。

例えば1ドル100円のときに米ドルを10,000ドル購入するには、本来100万円の資金が必要です。しかしレバレッジ25倍で取引すれば、25分の1にあたる4万円あれば、米ドル10,000ドル購入できることになります。

少額で取引ができる

FX会社によって最低取引単位が異なり、GMOクリック証券 FXネオであれば1,000通貨から取引可能です。
また、先に述べたとおり、国内FX会社のレバレッジは最大25倍のため、投資をしたい金額の25分の1の資金があれば取引できます。
例えば、1ドル100円のときに米ドル1,000ドル購入する場合、レバレッジ25倍で取引すれば、25分の1にあたる4,000円から取引することが可能です。

24時間取引ができる

国内株式の取引時間は9時から11時30分と、12時30分から15時ですが、FXは原則、平日と祝日であればほぼ24時間取引が可能です。そのため、自身のライフスタイルに合った時間帯で取引ができます。

手数料が安い

FXは一部FX会社を除いて、基本的に取引手数料が無料です。
ただし、取引の際FX会社が提示する売値と買値の差額であるスプレッドは、実質的なコストとしてかかります。FXのスプレッドは、海外旅行に行く際の外貨両替などと比較すると、手数料が割安であることが多いです。

売りから取引できる

「外貨を買う」取引からだけでなく、「外貨を売る」取引からはじめることができるため、円高・円安どちらの局面でも利益を狙った取引が可能です。
FXは現物での取引ではなく差金決済なので、このように売りから入ることが可能となっています。

初心者が注意すべきFXのリスク

ここまではFXのメリットについて紹介してきました。しかしFXはリスクもあります。以下、FX取引のリスクについて紹介します。

価格変動による損失リスク

FXは、為替レートが期待したとおりの値動きを示すと利益になりますが、さまざまな要因で、期待とは反対の値動きが生じ、損失につながる場合があります。
さらにレバレッジをかけて取引をしていると、為替レートが急激に変動した際に損失が預け入れた証拠金を上回る場合があるため注意が必要です。

ロスカットや追証が発生する可能性

ロスカットとは、FXによる損失などによりFX口座に預け入れた証拠金が一定の証拠金維持率を下回った場合、保持しているポジションを自動的に清算することです。ロスカットは一定水準以上の損失が発生した場合に損失の拡大を防ぐための役割でもありますが、自分の意図しないところで強制的に損失が確定することにもなるため資金管理には十分注意しましょう。

また証拠金維持率が一定水準まで低下すると、追加で証拠金を入金するよう求められます。これを「追証(おいしょう)」と言いますが、含み損が解消しないまま、FX会社が定めた期日までに追証を入金しないと最終的にロスカットとなります。
なお、追証の請求や、ロスカットが行われる維持率は、FX会社によって異なります。

スリッページの可能性

FXは頻繁に値動きをするため、マーケットの状況により注文時に画面に表示されている価格(注文レート)と約定価格(約定レート)が異なる場合があります。

このように注文レートと約定レートに差が生じることをスリッページと言います。なおFX会社によっては、許容スリッページを設定して、許容以上のスリッページが発生した取引をキャンセルすることも可能です。

FX取引の始め方

FX取引の始め方は、FX会社によって若干異なりますが、一般的には以下の流れで進めていきます。

  1. FX会社を選ぶ
    まずはFX会社を選びます。取り扱い通貨やスプレッド、スワップポイント、売買ツールの使いやすさなど、自分に合ったものを選びましょう。
  2. 口座開設
    自分に合ったFX会社を見つけたら、口座開設の手続きをしましょう。FX会社の公式サイトで用意している、口座開設フォームに必要事項を入力。本人確認書類やマイナンバーをアップロード、あるいはアプリ経由で提出します。
    口座開設には審査があり、審査通過後、口座開設お知らせが届き、取引が可能になります。
  3. 証拠金の入金
    開設した口座に、証拠金を入金します。
  4. 取引開始
    取引したい通貨ペアを選んで、証拠金の範囲内で通貨を売買します。

コストを抑えたFX取引をしたい方は「FXネオ」を検討しよう

FX取引を始めたいとお考えの方のなかには、どのFX会社・取引サービスを選べば良いのか迷っている方もいるかもしれません。
コストを抑えてFXトレードをしたい方は、「FXネオ」をご検討ください。FXネオはGMOクリック証券が提供するFX取引サービスです。

高金利スワップの獲得が期待できる通貨も取り扱っています。
取引ツールも高性能で使いやすく、スマートフォン版・PC版のいずれも用意されているため、自身のライフスタイルに合わせた取引ができます。

まとめ

FXとは、各国の通貨を売買する差金取引です。FXはレバレッジを使用して少ない自己資金で始められる、24時間いつでも取引ができる、手数料が安いというメリットがあります。

これからFXを始めたいとお考えの方は、コストを抑えて取引ができるGMOクリック証券の「FXネオ」をぜひご検討ください。