CFDには、スピード注文、成行、指値、トレール、IFD、OCO、IFD-OCOといった注文方法が用意されています。ここでは、トレール、IFD、OCO、IFD-OCOは、どのような場面で使うと便利なのかを見ていきましょう。
トレール注文とは
トレール注文とは、損失を限定しつつ利益を伸ばすのに向いている注文方法です。
例えば、なかなか損切りをすることができずに損失が膨らんでしまったり、利益確定を早くしすぎてしまったせいで大きな利益を取り逃してしまったというのはよくある話です。そんな決済時に活躍する注文方法です。
- トレール注文が使えるのは決済注文だけ
- トレール注文は逆指値の一種
- 相場が有利な方向に動いた時だけ逆指値が切り上がる(売建の時は切り下がる)
買いポジション時のトレール注文活用例

- ①22,000の買いポジションを決済トレール注文
- 逆指値の価格は20,000、トレール幅は1,000pipsに設定。価格の上昇と連動しトレールレート(逆指値価格)も自動で上昇していきます。逆指値価格は23,800まで引き上がりました。
- ②現在値が下落
- 現在値が24,500まで下がりましたが、逆指値価格は23,800のままです。
- ③相場上昇後に下落、逆指値価格に到達
- 相場上昇と連動し、逆指値価格は27,000となりました。その後相場が下落し、逆指値価格(27,000)に達すると成行注文が発注されます。
IFD注文とは
新規注文が約定したら自動的に決済注文が発注される。そんな便利な注文がIFD注文です。
- IFDでは、新規注文、決済注文ともに指値と逆指値を選択することができます。

①発注
②新規注文約定&決済注文発注
③決済注文約定

①発注
②新規注文約定&決済注文発注
③決済注文約定
OCO注文とは
指値と逆指値の注文を同時に出しておいて、どちらかが約定したら、もう片方は自動でキャンセルされるという注文です。
- OCOでは利益確定と損切りの注文を同時に出しておくことができます。
- OCOは新規でも使えます。
買いポジションを保有しているケース
買ポジションを保有している時に、相場が上昇したら利益確定、相場が下降したら損切りをしたいという場合に、OCOを使うと利益確定の指値と損切りの逆指値を同時に出すことができます。

①発注
②利確注文(指値)
③損切り注文(逆指値)
OCO注文は新規でもつかえる
OCOを新規で使うと、ここまで下がったら買いたいという注文と、ここを超えたら買いたいという注文を同時に出すことができます。
たとえば、OCOで下値支持線の上に買い指値を入れ、上値抵抗線の上に買いの逆指値を入れることで、下値支持線での反発や、抵抗線のブレイクアウトを狙った注文を同時に出すことができます。

①発注
②逆指値
③指値
IFD-OCO注文とは
IFD-OCO注文は、IFDとOCOを合体させた注文です。
IFD-OCOを使うと、新規注文が約定したら自動的にOCOの決済注文を出すことができます。
新規買い注文を出したケース
IFD-OCOを使えば、仕事中や夜中の寝ている時間に約定しても、同時に利確の指値注文と逆指値の損切り注文を出すことができるので、常に相場を見ることができない人も安心です。

①発注
②IFD新規約定
③OCO指値
④OCO逆指値
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