CFDと他の金融商品との比較
ここでは、CFDのことをもっとよく知る為に、CFDとFX、先物、株式を比較しながら、CFDがどういう商品なのかを見ていくことにしましょう。
CFDとFX
まずは、CFDとFXの違いを見ていきましょう。
FXに比べ、マイナーで難しいイメージを持たれてしまいがちなCFDですが、本当はFXに負けないくらい楽しくて魅力的な商品です。
CFD最大の魅力は豊富な取扱銘柄!
CFD最大の魅力は何と言っても、その取扱銘柄の豊富さです。
FXで取引できるのはUSD/JPYやEUR/JPYといった通貨ペアですが、CFDでは世界各国の株価指数やコモディティ、株式など幅広い銘柄の取引をすることができます。

ただ数が多いだけではない、厳選された銘柄
しかし、ただ数が多いだけでは、どの銘柄を取引していいのか分かりづらくなってしまい、かえって取引しにくくなってしまいます。投資対象が世界中ならなおさらのことです。
そこで、GMOクリック証券では、世界経済において重要な要素となっている投資対象を厳選し提供することで、世界経済のポイントをおさえ、CFDを通して迷うことなく世界の金融マーケットを旅することができる環境を提供していきます。
CFDとFXの3つの違い
色々な商品に投資できるのが魅力のCFDですが、さまざまな商品が取引できるため正しい理解が必要です。
CFD | FX | |
取引時間 | 銘柄ごとに異なる 詳しくは取扱銘柄を参照ください。 |
月曜午前7:00〜土曜午前7:00 (月曜午前7:00〜土曜午前6:00 / 米国夏時間) |
レバレッジ |
株価指数CFD:10倍
商品CFD:20倍 株式CFD:5倍 バラエティCFD:5倍 |
最大25倍 |
ロスカット機能 | 新規注文約定時にロスカットレートが決定し、現在値がロスカットレートに達すると建玉ごとに自動決済されるセーフティバルブシステム(S.V.S)を採用。 | 口座全体の証拠金維持率が一定水準を割り込むと全建玉が自動決済される。 |
例えば、取引時間です。
FXの場合、取引時間は全ての通貨ペアで同じです。しかし、CFDの場合は、銘柄ごとに取引時間が異なっています。
レバレッジについても同様でFXの場合は、全ての通貨ペアが最大25倍ですが、CFDは銘柄の種類ごとに異なっています。
最後に、CFDとFXの大きな違いとしてロスカット機能があります。
CFDのセーフティバルブシステムは、口座全体の証拠金維持率でロスカットを判定するのではなく、建玉ごとにロスカットを判定することで安全性を向上させつつ、損失の拡大を抑えながら利益を守ることを実現したリスク管理システムです。
CFDでは、色々な商品を取引できる便利さの反面、FXと異なってしまったり、CFD同士でも取引時間やレバレッジの違いが発生してしまったり、一見難しそうに見えてしまうこともあります。しかしFXとCFDに本質的な違いはないのです。
CFDと先物
CFDには先物を参照原資産とした銘柄がたくさんあります。代表的なものは、株価指数先物が参照原資産となっている日本225や米国30、商品先物が参照原資産となっているWTI原油などです。これらのCFDは、先物が参照原資産になっているものの、先物とは異なる点がいくつかあります。ここでは、日本225と日経平均先物を例に違いを見ていきましょう。
日本225(CFD)と日経平均先物
日本225 | 日経平均先物 | |
手数料 | 無料 | 有料 |
取引単位 | 日本225CFD価格の10倍 | ラージ 日経225先物価格の1,000倍 ミニ 日経225先物価格の100倍 |
取引時間 | 月曜〜金曜の8:30〜翌7:00 (米国夏時間 8:30〜翌6:00) |
8:45〜15:15、16:30〜5:30 |
取引形態 | 店頭取引 | 取引所取引 |
限月 | なし | あり |
信託保全 | あり | 取引所への直接預託 |
ロスカット機能 | 新規注文約定時にロスカットレートが決定し、現在値がロスカットレートに達すると建玉ごとに自動決済されるセーフティバルブシステムを採用。 | ロスカット機能なし。 |
- 【手数料】
- GMOクリック証券のCFDはすべて取引手数料が無料です。
- 【取引単位】
- CFDは先物よりも取引単位が小さく、小口の取引が可能です。
そのため、先物は取引金額が大きくて怖いといった人にもおすすめです。 - 【取引時間】
- CFDの取引時間は、参照原資産となっている先物と異なる場合があります。日本225の場合は、先物よりも取引時間が長くなっています。
- 【その他の違い】
- 限月の有無や取引形態、信託保全、ロスカットについても異なる部分があります。

CFDと株式
CFDには、株式が参照原資産のものもあります。米国株CFDと中国株CFDです。
ここでは、米国株の現物取引と米国株CFDの違いを見てみましょう。
米国株CFDと米国株(現物)
米国株CFDは、アメリカのニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している個別企業の株式を参照原資産としています。GMOクリック証券では米国株の現物取引は扱っていませんので、日本の証券会社が一般的に扱っている米国株のサービスと比べることにします。
米国株CFD | 米国株(現物) | |
手数料 | 無料 | 通常有料 |
レバレッジ | 5倍 | 1倍 |
必要金額 | 約定代金の5分の1 | 約定代金全額 + 手数料 |
新規売り注文 | 可能 | 不可 |
配当金 | 権利調整額として授受 | あり |
※ 売りポジションを所有している場合は、権利調整額が支払いになります
- 【手数料】
- GMOクリック証券のCFDはすべて取引手数料が無料です。もちろん外国株CFDの手数料も無料です。
株式の取引には通常手数料がかかるのが通常です。しかも、外国株の場合は日本国内の株式を売買するよりも割高な手数料が設定されているのが一般的です。しかし、GMOクリック証券のCFDは手数料無料で取引できるので、とってもお得です。 - 【レバレッジ】
- GMOクリック証券の外国株CFDは5倍のレバレッジで取引することができるので、米国株の現物を取引するよりも資金効率がアップします。
※お預かりした資産以上の損失が発生する可能性もございます - 【新規売り注文】
- 米国株の現物取引では、売りから取引を始めることはできません。しかし、米国株CFDでは売りから取引を始めることができるので、相場の下落局面でも利益を上げることができます。
- 【配当金】
- 株式投資の魅力の1つに配当金があります。CFDは配当金が貰えないから嫌だ。と、思っている人はいませんか?
たしかにCFDでは配当金はもらえません。しかし、配当金相当額を権利調整額としてもらうことができます。

