イギリス100

イギリス100とは

  • FTSE100先物を原資産としており、ロンドン証券取引所(LSE)に上場している最大手企業100社の銘柄で構成される先物指数を参照したCFD銘柄になります。
  • 英国経済の健全性を測るベンチマークとして使用されており、指数の価格が上がれば構成銘柄の価格が上昇すると考えられています。
  • 構成銘柄は英国のローカル企業と国際的な企業の両方を含むため、英国特有のイベントのみならず、世界経済のイベントに影響を受けることが特徴です。

おことわり

『CFD銘柄大百科』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大百科』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
『CFD銘柄大百科』の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。また、本コンテンツは2024年時点で作成した内容となるため、『CFD銘柄大百科』の内容は、予告なしに変更することがあります。

価格変動の要因

上昇要因

  • 英国内総生産(GDP)の影響が大きく、2024年現在では、テクニカルリセッション(実質GDP成長率が2四半期連続でマイナスになること)に終止符を打ったことから、上昇要因として考えられています。
  • 英国企業のM&A(企業の合併・買収)が活発化することが英国景気回復の評価となることが多く、上昇要因として考えられています。
  • イングランド銀行(BOE)から利下げ観測のような金融緩和が政策判断になると、株価指数はリスク先行の動きになりやすくなります。

下落要因

  • 構成銘柄の上位5銘柄で指数全体の34.11%を占めており、決算等のマイナス影響があった場合は下落要因に繋がります。
  • 全体構成では「エネルギー」が14.25%で最も高く、続いて「ヘルスケア」が13.40%、「銀行」が10.16%となっているため、英国以外の世界経済が不況となれば、より影響を受けやすい銘柄だと考えられます。
  • 英国の金融サービス業はGDP比で世界最大であり、金融関連の下落材料がでると、騰落率は高い傾向にあります。

他のCFD銘柄との連動性

米国30との相関性が高い

組み入れ銘柄が大手企業を中心としている関係で、米国30との相関性が高いことが特徴です。他の米国株とも相関性はありますが、米国30との相関が最も高い関係になっています。

日本225と緩やかな相関関係にある

米国30との相関係数は0.7を超えるものですが、日本225とイギリス100でも0.2程度ですが相関関係にあります。背景としては、銘柄構成にあると考えられます。

FXとの連動性

ユーロ/米ドルとの相関性がある

1カ月相関では相関関係が入れ替わることが多いですが、直近1年間の相関関係では、ユーロ/米ドルとの相関が最も高い結果となっています。

ポンド/米ドルと逆相関になっていた

コロナ渦の特殊要因で2022年から崩れかけてはいますが、2022年まではポンド/米ドルとイギリス100は逆相関関係にありました。

参照原資産/取引所

FTSE100先物/ICE

CFD取引のリスク

取引所外国為替証拠金取引は、取引対象である通貨の価格の変動により損失が生ずることがあります。また、取引対象である通貨の金利の変動によりスワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。さらに、取引金額がその取引について顧客が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、その損失の額が証拠金の額を上回ることがあります。

相場状況の急変により、ビッド価格とアスク価格のスプレッド幅が広くなったり、意図した取引ができない可能性があります。

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