フランス40
フランス40とは
- フランス40とは、フランス最大の証券取引所であるユーロネクスト・パリに上場している企業のうち、時価総額上位40社で構成されている先物指数を参照したCFD銘柄になります。
- フランス40の構成は、独立した運営委員会によって四半期ごとに見直されます。過去12カ月間の出来高と浮動株調整後の時価総額に応じて、40社が選定されます。
- 構成銘柄では、「エルメス・インターナショナル」、「LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン SE」などの高級ブランドが組み込まれていることでも有名です。
おことわり
『CFD銘柄大百科』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大百科』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
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価格変動の要因
上昇要因
- エルメス、ヴィトンなどのハイブランドは、中国のエクスポージャーが高いため、中国経済の向上はフランス40の上昇要因となります。
- 経済成長率や雇用率が高い時期には、個人消費が増える傾向が強く、特定の銘柄の株価が上昇することでフランス40をサポートする傾向が強まります。
- フランスの財政指標の悪化は近年重要視されており、債務残高対GDP(国内総生産)比率は23年の109%となっており、比率改善の報道があればフランス40の上昇に繋がります。
下落要因
- 2024年、マクロン大統領が解散総選挙を行うなどの政治不安が強まる場合は、フランス40の下落に繋がります。
- 原油価格の下落は、石油メジャーであるトタルの株価を直撃しやすく、トタルは時価総額でフランス最大級であるため、指数全体が影響を受けて下落する可能性があります。
- フランス40は、多国籍企業が欧州で最も多く含まれているため、行き過ぎたユーロ高は輸出企業の業績不振に繋がり、下落する可能性があります。
他のCFD銘柄との連動性
米国30との相関性が高い
フランス40の特徴として、米国30同様に浮き沈みの大きい、金融、ITなどの銘柄があまり含まれていないため、安定した値動きとなります。長期スパン、短期スパンで見ても、高い相関となっています。
米国S500との相関性が高い
組み入れ銘柄が巨大企業という共通点がある、米国S500との相関性も高い傾向にあります。米国NQ100のように成長企業が突出した業績を残すことはないですが、安定した巨大企業であるフランス40は安定した値動きが特徴です。
FXとの連動性
豪ドル/円との緩やかな相関関係がある
オセアニア通貨である豪ドル/円との相関性があり、クロス円の中で最も相関関係があります。
NZドル/円との緩やかな相関関係がある
豪ドル/円同様に、オセアニア通貨であるNZドル/円との緩やかな相関関係があり、クロス円では豪ドル/円に次ぐ相関関係があります。
参照原資産/取引所
CAC40先物/EURONEXT
CFD取引のリスク
取引所外国為替証拠金取引は、取引対象である通貨の価格の変動により損失が生ずることがあります。また、取引対象である通貨の金利の変動によりスワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。さらに、取引金額がその取引について顧客が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、その損失の額が証拠金の額を上回ることがあります。
相場状況の急変により、ビッド価格とアスク価格のスプレッド幅が広くなったり、意図した取引ができない可能性があります。
取引システム又は取引所、金融商品取引業者及び顧客を結ぶ通信回線等が正常に作動しないことにより、注文の発注、執行、確認、取消しなどが行えない可能性があります。
顧客が注文執行後に当該注文に係る契約を解除すること(クーリングオフ)はできません。