FXとは?取引の仕組みやメリット・リスクを初心者にもわかりやすく解説

FXネオお役立ちコラム

FXってなんだろう?

FX(外国為替証拠金取引)の基本的な仕組み、メリット、リスクについて解説します。これからFXを始めたい方に向けて、可能な限り噛み砕いた内容にしました。ぜひご覧ください。

FXとは

FXとは

FXは「Foreign Exchange」の略称で、日本では「外国為替証拠金取引」と言います。外国為替とは、異なる通貨を交換することを表します。例えば、日本円を米ドルに交換するときに発生する差額や、2国間の金利差によって利益を狙えます。

FX取引の仕組みと円高・円安の影響

FXとは

FX取引では、実際に通貨の受け渡しを行わず、「差金決済」という仕組みを採用しています。これは、通貨の売買を行い、その取引結果だけを決済する方法です。為替レートの変動を利用して利益を得ることができ、円高・円安に応じて利益を得るチャンスが生まれるのがFXの特徴です。

円高と円安について

「円高」とは、1ドルを交換するために必要な円の額が少なくなることを指します。例えば、1ドル=100円から1ドル=80円に変動した場合、円高となります。円高になると、外国通貨を安く購入できるため、海外旅行や輸入品が安くなりますが、逆に日本の輸出企業には不利な影響を与えることがあります。

一方で、「円安」とは、1ドルを交換するために必要な円の額が多くなることを指します。例えば、1ドル=100円から1ドル=130円に変動した場合、円安となります。円安になると、海外の通貨を購入するのに多くの円が必要になりますが、輸出企業にとっては利益が増加しやすくなります。

FX取引では、実際に通貨が手元に届くことはなく、現物の受け渡しは行われません。売買結果として確定した損益のみが決済されるため、通貨を所有しなくても為替レートの変動を利用して利益を得ることが可能です。

FXで得られる利益の種類

FXで得られる利益の種類

FXの利益には、為替差益(キャピタルゲイン)とスワップ収益(インカムゲイン)の2種類があります。FXで得られる2つの利益について詳しく紹介します。

為替差益(キャピタルゲイン)

キャピタルゲインとは、株式や投資信託など、資産の売買によって得られる利益のことです。FXの場合、為替レートが安いときに買い、高いときに売って得られた利益がキャピタルゲインにあたります。

スワップポイント(インカムゲイン)

異なる通貨の金利差を利用して得られる利益です。高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ることで毎日スワップポイントを受け取ることができます。スワップポイントについてより詳しく知りたい方は「FXのスワップとは?金利差で利益を狙える投資の仕組みやメリット・注意点を解説」の記事もご覧ください。

FXのメリット

FXのメリット

FX取引にはさまざまなメリットがあります。ここでは、その主なメリットを5つご紹介します。

レバレッジを効かせた取引ができる

レバレッジとは「てこの原理」のことで、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みです。国内FX会社では、金融庁の規制によりレバレッジは最大25倍に制限されています。

例えば1ドル100円のときに米ドルを10,000ドル購入するには、本来100万円の資金が必要です。しかしレバレッジ25倍で取引すれば、25分の1にあたる4万円あれば、米ドル10,000ドル購入できることになります。
レバレッジについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

少額で取引ができる

FX取引は少額の資金から始められます。たとえば、GMOクリック証券のFXネオでは、1,000通貨単位から取引可能です。また、レバレッジを活用すれば、さらに少ない資金で取引が可能になります。
例えば、1ドル100円の時に米ドル1,000ドルを購入する場合、レバレッジ25倍を使えば、4,000円の資金で取引を始めることができます。

24時間取引ができる

FXは平日と祝日を問わず、ほぼ24時間取引が可能です。国内株式の取引時間は限られていますが、FXは自分のライフスタイルに合わせて、好きな時間に取引を行うことができます。

手数料が安い

FXは、基本的に取引手数料が無料のため、コストを抑えながら取引ができます。ただし、売買時のスプレッド(売値と買値の差額)が実質的なコストとなりますが、一般的に外貨両替の手数料と比較すると割安です。

売りから取引できる

FXは「外貨を買う」だけでなく、「外貨を売る」取引も可能です。そのため、円高・円安のどちらの局面でも利益を狙って取引できます。現物取引ではなく差金決済方式を採用しているため、売りから入ることができ、柔軟に取引を進められます。

初心者が注意すべきFXのリスク

初心者が注意すべきFXのリスク

これまでFXのメリットについて紹介しましたが、FX取引にはいくつかのリスクも伴います。以下、初心者が特に注意すべきリスクについて解説します。

価格変動による損失リスク

FXは為替レートの変動を利用して利益を狙う取引です。しかし、予測と反対の値動きが発生することもあります。レバレッジをかけて取引をしている場合、為替レートの急激な変動により、損失が証拠金を上回ることもあり得ます。そのため、リスク管理をしっかり行うことが重要です。
価格変動リスクの詳細はこちら

ロスカットや追証が発生する可能性

ロスカットは、預け入れた証拠金が一定水準を下回った際に、保有しているポジションが自動的に清算される仕組みです。これにより、損失の拡大を防ぐことができますが、意図しないタイミングで損失が確定することにもなります。資金管理に注意しましょう。また、証拠金維持率が低下すると追加の証拠金を求められることがあり、これを「追証(おいしょう)」と言います。追証が必要な場合、期日までに入金しないと最終的にロスカットとなります。
ロスカットと追証の詳細はこちら

スリッページの可能性

FXは頻繁に値動きがあり、マーケットの状況によっては、注文時に表示されている価格(注文レート)と実際に約定された価格(約定レート)に差が生じることがあります。これを「スリッページ」と言います。特に急激な値動きの際にはスリッページが発生する可能性が高いです。FX会社によっては、許容スリッページを設定し、許容以上の差が発生した取引をキャンセルすることができる場合もあります。

FXのトレードスタイル

FX取引には、さまざまなトレードスタイルがあります。それぞれのスタイルに特徴があり、投資家の目的やリスク許容度に応じて選ぶことができます。ここでは、代表的なトレードスタイルを簡単に解説します。

順張りと逆張り

取引期間ごとのトレードスタイル

さらに詳しいトレードスタイルについて知りたい方は、以下の関連記事もご覧ください。

関連記事FXのトレードスタイルとメリット

FX取引の始め方

FX取引を始めるには、いくつかのステップを踏む必要があります。以下は一般的な流れです。

  1. FX会社を選ぶ
    まずは自分に合ったFX会社を選びます。取り扱い通貨ペア、スプレッド、スワップポイント、売買ツールの使いやすさなどを比較し、自分のニーズに合った会社を選びましょう。
  2. 口座開設
    FX会社を決めたら、口座開設の手続きを行います。FX会社の公式サイトで提供されている口座開設フォームに必要事項を入力し、本人確認書類やマイナンバーをアップロードまたはアプリ経由で提出します。審査を通過後、口座開設のお知らせが届き、取引を開始できるようになります。
  3. 証拠金の入金
    口座開設が完了したら、取引を始めるために証拠金を入金します。
  4. 取引開始
    証拠金が入金されたら、取引したい通貨ペアを選び、証拠金の範囲内で売買を行います。

FX取引の詳細な流れはこちら

コストを抑えたFX取引をしたい方は「FXネオ」を検討しよう

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FX取引を始めるにあたって、どのFX会社や取引サービスを選べばよいか迷っている方も多いかもしれません。コストを抑えながらFX取引を行いたい方には、「FXネオ」をおすすめします。FXネオは、GMOクリック証券が提供するFX取引サービスで、業界最小水準のスプレッドを提供しています。また、高金利スワップが期待できる通貨も取り扱っており、取引の選択肢が広がります。

さらに、取引ツールは高性能で使いやすく、スマートフォン版とPC版が両方提供されているため、自分のライフスタイルに合わせた取引が可能です。

まとめ

FXは、各国の通貨を売買する差金取引で、レバレッジを活用して少ない資金で始められるほか、24時間取引が可能で、手数料が安いというメリットがあります。これからFXを始めたいとお考えの方は、コストを抑えて取引できるGMOクリック証券の「FXネオ」をぜひご検討ください。

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