貸株とは?保有株を貸すだけで金利がもらえる仕組みを初心者向けに解説

株式お役立ちコラム

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「保有している株をただ持っているだけで、何か収益を得る方法はないだろうか」と感じている方も多いはずです。実は、保有株を証券会社に貸し出すことで貸株金利を受け取れる「貸株サービス」という仕組みがあります。配当や値上がり益とは別に、株を保有しているだけで収益機会が生まれる点が注目されています。

■目次

貸株とは?株を「貸す」だけで金利が受け取れるサービスの基本

貸株とは、保有している株式を証券会社に一時的に貸し出し、その対価として貸株金利を受け取る仕組みです。

株式投資では、保有する株が値上がりすれば売却益、配当金があれば定期収入を期待できます。貸株サービスはこれらとは別に、保有株を「資産として活用」するための第三の選択肢です。

貸し出した株は証券会社が空売りを行う投資家など(株を借りたいニーズを持つ参加者)に再貸出しします。証券会社はその仲介役として機能し、投資家は金利を受け取る流れになります。株を貸している間も口座内に株式として表示され、通常通り保有を続けている感覚で利用できます。

「貸株」と「空売り」の違いは?

項目貸株(株主側)空売り(借りる側)
操作の主体株を持っている投資家株を借りて売りたい投資家
目的保有株から金利収入を目指す株価下落時に利益を狙う
リスク貸出先の倒産リスク等株価上昇による損失リスク
株の所有権一時的に移転する一時的に取得する

貸株サービスを利用する投資家は「空売りをする」わけではありません。あくまで保有株を証券会社に貸し出す立場です。

貸株の仕組み

貸株の仕組みは「証券会社が橋渡しをする3者間の取引」として理解すると整理しやすいです。

【貸株の流れ】

    1. 投資家(あなた)→ 証券会社へ株式を貸し出す
    2. 証券会社 → 株式を必要としている参加者へ再貸出し
    3. 証券会社 → 投資家へ貸株金利を支払う

    貸株金利は一般的に年率で設定されており、毎月または毎日精算されます。金利水準は銘柄ごとに異なり、需要が高い(空売りニーズが大きい)銘柄ほど高い金利が設定される傾向があります。

    貸株中に株価が変動したらどうなる?

    貸株中も株価の変動(値上がり・値下がり)はそのまま反映されます。貸し出している間も損益計算の対象となり、売却したいときは貸出しを解除して売却することができます。解除の手続き方法は証券会社ごとに異なります。

    貸株金利の相場と受け取り方

    貸株金利は銘柄によって大きく異なり、年率0.1%〜10%超まで幅があります。

    一般的な相場感としては以下の通りです。

    銘柄の種類年率の目安
    大型・主力株(例:トヨタ、ソニー等)0.1%〜0.5%程度
    中小型・需要の高い銘柄1%〜5%程度
    需要が特に集中している銘柄5%以上になることもある

    ※金利水準は市場の需給状況により随時変動します。上記はあくまで目安であり、将来の金利水準を保証するものではありません。

    金利の受け取りは、証券会社によって日々計算され、翌月にまとめて入金される形が一般的です。銘柄保有数量×貸株金利(年率)÷365日×貸出日数で日割り計算されます。

    貸株の3つのメリット

    貸株サービスの主なメリットは、①保有株から金利収入を得られる、②配当・値上がり益と並ぶ「第3の収益源」になる、③申込後は自動運用で手間がかからない点の3つです。

    メリット① 保有株から金利収入を目指せる

    値上がりを待ちながら長期保有している株は、保有しているだけでは金利が発生しません。貸株サービスを利用することで、同じ保有スタイルのまま金利収入という追加の収益機会を持てます。

    メリット② 配当・値上がり益と並ぶ「第3の収益源」になる

    株式投資の収益は通常、配当金と値上がり益(売却益)の2つです。貸株金利はこれらに加わる第3の収益源として機能し、収益機会の分散・多様化につながります。配当や値上がり益が伸び悩む局面でも、需給に応じて金利収入が発生し得るため、ポートフォリオ全体の収益安定性を高める効果も期待できます。

    メリット③ 操作は申込のみ・自動で貸出しが進む

    多くの証券会社では、貸株の申込みをした後は証券会社が自動で貸出し・金利精算を管理します。日々の手続きは不要で、保有株を管理するのと同じ感覚で利用できます。

    貸株のリスクと注意点

    貸株にはメリットがある一方、配当金・株主優待の扱いや証券会社の信用リスクなど、事前に把握しておくべき注意点があります。

    投資には価格変動リスクが伴い、投資元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

    注意点① 配当金が「配当金相当額」になる場合がある

    貸株中は株の所有権が一時的に証券会社に移るため、正式な配当金(配当所得)ではなく「配当金相当額」として支払われるケースがあります。

    項目通常の配当金貸株中の配当金相当額
    税区分配当所得(上場株式)雑所得
    確定申告源泉徴収で完結可申告が必要になる場合がある

    ※税務上の取り扱いは個人の状況や証券会社の規定によって異なります。詳細は税理士等の専門家にご確認ください。

    注意点② 株主優待の権利を失う可能性がある

    権利確定日に株を貸し出している場合、株主優待の権利を得られないケースがあります。優待目的で保有している銘柄については、権利確定日前に貸出しを一時停止する設定が必要です。証券会社によっては「優待優先設定」など自動で対応する機能を提供している場合もあります。

    注意点③ 証券会社の信用リスク

    貸株中は株の所有権が一時的に移転するため、万一証券会社が破綻した場合、株の返還に時間がかかる・保護の対象外となるリスクがあります。信託保全の対象外になる点は十分に理解した上で利用することが重要です。

    注意点④ 金利水準は変動する

    貸株金利は市場の需給状況により随時変動します。高い金利が設定されている銘柄でも、需要の変化により金利が下がることがあります。

    GMOクリック証券の貸株サービスの特徴

    GMOクリック証券は創業20年以上の実績を持ち、幅広い銘柄で貸株サービスを提供しています。

    GMOクリック証券の貸株サービスで確認しておきたいポイントは以下の通りです。

    対象銘柄:国内上場株式(ETFを含む)

    金利精算:毎月の口座への自動入金

    申込方法:口座開設後、Webまたはアプリから設定可能

    株式の取引手数料が無料の環境で保有コストを抑えながら、貸株金利を上乗せして活用できる体制が整っています。

    GMOクリック証券で貸株を始める手順

    GMOクリック証券での貸株サービスへの申込は、PC会員ページおよびスマホアプリから行うことができます。

    PC会員ページ

    【マイページ】-[口座開設状況]-[貸株サービス]よりお申し込みください。

    スマホアプリ

    【ホーム】-【登録情報・申請】-【口座開設申込状況・口座区分・加入者コード】-[貸株サービス]よりお申し込みください。

    まとめ:貸株は「持っている株を貸し出して金利を受け取れる」

    貸株サービスのポイントを整理します。

    項目内容
    仕組み保有株を証券会社に貸し出し、金利を受け取る
    金利水準銘柄・需給によって異なる(年率0.1%〜)
    主なメリット保有スタイルを変えず金利収入が受け取れる
    主なリスク配当金の税務扱い変更・株主優待の権利喪失・証券会社の信用リスク

    貸株サービスは、長期保有株を“眠らせず”に活用し、配当・値上がり益に続く第3の収益機会を生み出す仕組みです。配当金や株主優待の扱い、信用リスクといった留意点を踏まえた上で、ご自身の投資スタイルに合致するかを見極めることが、賢い活用への第一歩となるでしょう。

    ぜひGMOクリック証券での貸株サービスをご検討ください。

    よくある質問(FAQ)

    貸株中に株を売ることはできますか?
    売却は可能です。貸株中でも株式の売却注文を出すことができます。売却時には貸出しが自動解除されます。ただし、解除のタイミングや手続きの詳細は証券会社の規定によって異なるため、事前に確認することを推奨します。
    貸株と信用取引の貸株は同じものですか?
    異なる仕組みです。信用取引における「株の貸借」は、投資家が証券会社から株を借りて空売りするための制度です。一方、ここで解説している貸株サービスは投資家が保有株を証券会社に貸し出す側の取引で、立場が逆になります。
    NISA口座の株でも貸株は使えますか?
    NISA口座内の株は貸株サービスの対象外です。また、貸株中に受け取る配当金相当額はNISAの非課税メリットが適用されないケースがあるため、NISA口座を活用している方は特に注意が必要です。詳細はGMOクリック証券の公式サイトまたはサポートでご確認ください。
    貸株金利に税金はかかりますか?
    貸株金利は雑所得として課税対象となります。給与所得などと合算して確定申告が必要になる場合があります。年間の受取金利が20万円を超える場合は申告が必要です(給与所得者の場合)。税務上の取り扱いは個人の状況によって異なるため、不明な場合は税理士にご相談ください。
    貸株サービスの申込みに費用はかかりますか?
    GMOクリック証券の貸株サービスへの申込み自体に費用はかかりません。口座開設も無料で行えます。

    本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。

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